ウエット・セル(湿電池)の使用方法
ウエット・セル(湿電池)は、金や銀、樟脳(カンフル)、鉄といった元素の固有の波動を体内に誘起する特殊な装置です。
ケイシーの治療哲学によりますと、これらの元素は、それらが水の中に溶けた状態から
波動的に導きいれられた場合に、non-specificな反応を示す特性を個々に持っています。
例をあげますと、金(これは塩化物として取り入れられる)は細胞を若返らせる波動を持っています。
さらにエドガー・ケイシーによると、これらの波動を導線と極板を使って人体の特定の部位に誘導すると、
身体のホメオスタシス(恒常性)を助けるような様々な活動が刺激されると言います。
ウエットセルは、大きく分けて、微量な電気的エネルギーを発する「電池のようなもの」、「あなたに必要な溶液」、
「ニッケル板と銅極板とコード」の3つが必要になります。
そして、「電池のようなもの」と「あなたに必要な溶液」をコードで接続し、さらに「あなたに必要な溶液」が
身体に送られるよう、またニッケルと銅極のついたコードをあなたの身体に接着させます。
そして30分ほどそのまま横になり、静かにしておきます。その後、微量な電気によって、
送り込まれた溶液の波動が身体全体に行き渡るように、30分ほどオイルマッサージを行います。
それでは、簡単に使い方をご説明します。
まず、「大型の電池のようなもの」をつくるため、ウエット・セル溶液の調整法の手引きに従って、溶液を混合します。
数種類の試薬を容器に入れましたら12時間ほど放置します。
かき混ぜて、それから蓋をし、銅とニッケルの棒を蓋の穴から差し込みます。
これで準備完了です。この電池は、30日ごとに作り変えますので、使用を開始して30日経ったら、
「充電キット(re-charge kit)」を使って溶液を作りなおして下さい。
次はちょっとした勉強が必要です。リーディングを調べて、あなたの症状の場合には背骨のどの位置に1インチの
銅極板を着ければいいのかを確認します。[大きい方のニッケル極板は、必ず乳ビ管のある位置にとりつけます。
これはヘソから指2本分ほど右により、さらにそこから指1本分ほど上に上がった位置になります。]
銅極板は、大抵の場合、ケイシーの言っていた背骨の3つの要、
すなわち頚椎3番、胸椎9番、腰椎4番のいずれかに着けることになると思われます。
調べものが必要だということで「それじゃ、自分で色々やらなきゃいけないのかな」と
思われた方もいらっしゃると思いますが、実に、その通りであります。
この装置を活用するには、ご本人の積極的な取り組みが要求されるのです。
次は溶液ビンの使い方を説明します。
この溶液も、症状により使用するものを選びますので、これもリーディングで
事前に、何の溶液を使うか調べておく必要があります。(主なものはこちら)
この溶液ビンは、容量4オンスの広口ビンで、ここにこれから使おうと思う溶液を3オンスほど入れます。
調整した溶液は、色付きの溶液ビンに入れて下さい。そのほうが長持ちがします。
溶液は一度作りますと、一回30分の治療を15回ほど実施することができます。
15回使用しましたなら、新しく作りなおして下さい。
装置を使用する時に、通常の蓋をコイルの付いた蓋と取り替えます。
また、治療が終わりましたら、すぐにコイル付きの蓋を取り外し、コイルを水洗いして保管します。
もちろん、溶液ビンも蒸発を防ぐために、通常の蓋をしておきます。
準備はできましたでしょうか。では、両方の極板をサンドペーパーで軽く磨いて下さい。
銅極板を適切な部位に取り付けて、外科用のテープなどで固定します。
ここで注意しなければならないのは、いつも赤い方の導線を最初に体に取り付けるということです。
必ず守って下さい。赤い方の導線を銅極板の赤い端子に差し込みます。
次に、大きいニッケル極板を乳ビ管の位置に取り付けます。
この時には、バンドがありますのでテープで貼りつける必要はありません。
短い方の黒い導線をニッケル極板の黒い端子に差し込み、もう一方を溶液ビンの端子に差し込みます
(この場合は端子に区別はありません)。
長い方の黒い導線を、溶液ビンのもう一方の端子に差し込みます。
装置の使用中に寝てしまうこともあるので、目覚まし時計を30分後にセットし、後は横になってリラックスします。
使用が終わりましたら、導線を取り外し、溶液ビンからコイルを取り出し、よく水洗いしておきます。
注意:ウエット・セルの使用が薦められる場合は、必ずと言っていいほど、背骨の調整やマッサージ、
あるいは心の持ち方を正すこと、食餌療法、体内浄化などがセットで指示されました。
ケイシーは排泄を消化吸収と同じくらい重要なものと考えました。辛抱強く、根気よく実行して下さい。
「もちろん、このように説明してみたところで、それを受け入れない人もいるだろう。
しかし、いつか多くの人々が理解し、正しく解釈できるようになる時代が来るであろう」
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