◆トータルハーモニーからのコメント
エドガー・ケイシーの毒素排泄療法の中で最も重要な位置を占めるのが、
「ひまし油の温熱湿布」です。
ひまし油はトウゴマ(ヒマの実)から採れる植物油ですが、
米国同様に日本でも主に下剤として使用されていました。
ケイシーは、様々な疾病に対してこの「ひまし油温熱湿布」を勧めました。
ひまし油湿布の一般的な効能としては、免疫機能を高めることが知られていますが、
他にも、毒素の排泄を促すことが知られています。
適用例としては、胆嚢炎、排泄不良、てんかん、肝硬変、肝不全、硬皮症、頭痛、
虫垂炎、関節炎、大腸炎、神経炎、毒血症といったものが挙げられます。
【湿布のやり方】
用意する物・・・未精製のひまし油500cc程度(局方の「加香ひまし油」は不可)。
ウールまたは綿製のフランネル(大きさはタオル程度)。
サランラップ、バスタオル、温熱(ヒーティング)パッド、重曹少量。
※フランネルの替わりにディスポーザブルシートSサイズ(商品番号:DBPS3)をご使用いただくことでサランラップは必要なくなります。
また、湿布を固定するひまし油湿布ホルダー(商品番号:ECOH)をタオルの上から巻いたり、ディスポーザブルシートLサイズ(商品番号:DBPL3)を敷いて其の上に横になることでシーツやブランケットへのひまし油の染みを防げます。
【 手 順 】
1. 2重または3重にしたフランネルに、ひまし油を垂らして染みこませます。
2. 肝臓部分を覆うような形で、右脇腹にひまし油の浸透したフランネルを当てる。
3. ひまし油が他に着かないようにするために、フランネルをサランラップでおおう。
4. その上をさらにバスタオルでおおう。
5. その上から温熱パッドを当てる。
6. この状態で約1時間横になっている。
7. 湿布が終わったら、コップ1杯のぬるま湯に小さじ1杯程度の重曹を溶かした溶液を用意し、
それをティッシュやクッキングペーパなどに浸したもので、体に付着した油や汗をふき取る。
※ひまし油湿布は毎日実施することも可能ですが、
一般的には3日行って4日休むというサイクルで実施します。
ひまし油湿布にはいくつか禁忌事項があります。
まず、女性は生理中に行ってはなりません。
出血が増え、生理が不順になります。
また、リンゴダイエットと同時にやってはいけません。
妊娠中のひまし油湿布も非常に効果がありますが、妊娠中は湿布を温めないようにします。
また、お腹が張りやすい方についても湿布を温めないようにしてもかまいません。